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2009年2月14日土曜日

opensuse-11 picasaのインストールに手こずる

googleから提供されている無料の写真整理・加工ソフトPicasa3をSUSEに試行錯誤の結果インストールできた経験を紹介したい。
Picasaは写真整理・簡易加工ソフトとしてたいへん優れている。

 




昨年OpenSuse-11.0をインストールしたあとPicasa2がPicasa3にバージョンアップした。リナックス版をさがしているとPicasa3.0があることがわかり早速インストール作業を試みる。(linux版は2.7beta)


1.下記URLへアクセス


       http://picasa.google.co.jp/



  右の「システム要件のlinux」をクリック。
   Picasa 3.0 for Linux (beta)
のページへ入りダウンロード。
  ダウンロード先をデスクトップか自分のホームフォルダー
  に設定するとインストールは、コマンドライン
  (コンソールを起動してrpmコマンドで行う)
   で行うことになる。
  (RPMパッケージは32ビットIntel i386とAMD64_x86_64兼用)

  もう一つの方法はSUSEの自動ダウンロードツール
  yast2にgoogleリポジトリを設定して行う方法がある。
  http://www.google.com/linuxrepositories/yast2.html
  今回はデスクトップにダウンロードして行う方法を紹介する。

2.コンソールからRPMコマンドでインストール
 コンソールでダウンロードしたフォルダーに移動して
 「$ su
  # rpm -ivh picasa-2.7.3736-15.i386.rpm」
このコマンドで通常はインストールまで自動で行くが、
次のようなメッセージが表示されストップ。
  「libsane.so.1 is needed by picasa-2.7.3736-15.i386 」  
  libsane.so.1が必要だとの表示

3.これを解決するためYAST2でこのファイルを探す
・googleでこのことに関する検索を行うと同じ現象があることがわかる
 http://groups.google.com/group/Google-Labs-
   Picasa-for-Linux/browse_thread/thread

・SUSE11.0のリポジトリをyast2に設定する。
 上の記事から64ビット版にはこのファイルは入っていず
 32ビット版に入っていることがわかっているので、
  http://ja.opensuse.org/Package_Repositories 
  からparent directoryをクリックして上の階層へ上がり
  下記のパスをYAST2に設定(32bit版を含む)
    index of /distribution/11.0/repo/oss
  公開鍵は自動で設定される。
 ・yast2を起動し、saneで検索をかけると
 libsane.so.1ファイルが自動でダウンロード・インストールされる。

4.これでコマンドラインに戻りインストールが成功する
コンソールに戻りrpmコマンドを実行すると今度は止まらずにインストールが完了。

5.picasaの実行
 コマンドラインでは
  $picasa
またはグラフィカルではインストール表示されたプログラム一覧から行う。
早速デジカメから写真データを読み込む。
各種の機能を試す。すばらしい。linuxでこのソフトが 自由に使えるようになったことを喜びたい。

  

2008年7月15日火曜日

Fedora-8_x86_64_dvdのインストール

昨年のインストールはFedora6であったが、現在Fedoraは9までバージョンアップしている。すぐver9に移行しようと考えたが、まだリリースしたばかり安定していないとの声があるのでver8をインストールすることにした。

 事前にシステムコマンダーで80GBのハードディスクをwindows30GB(基本パーティション)残りはすべて論理パーティションにしてあるので8GBずつつ5つのlinuxディストリビューションをインストール出来るようにしておく。

早速Fedora-8のサイトにアクセス。
1.ダウンロード先は

  ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/fedora/releases/8/Fedora/x86_64/iso/

当初ダウンロード先を公式サイトにしたら転送速度が異常に遅いため上記に変更。(株式会社インターネットイニシアチブのwebサイト)転送速度は1.9~2Mbpsになった。

2..iso焼きにてこずる
 Fedoraはver8からcd.isoはなくDVD.isoになったので私のpcの環境ではdvd焼きはできないのでI/O DATA DVR-UN18Eを購入。(前回書いたSUSEでも利用)iso焼きに入る。

 早速付属ソフトのB’S Recorder で焼いたが起動せず、”かんべ”でも試したがうまくゆかない。
イメージファイルの種類を調べたら20以上もありこれすべてに対応するものは数万円の商用ソフトが
あることがわかった。freeのものをさがしていたらSUSEのWEBサイトでCDburnXPというサードパーティのプログラムがあることが分り、これを下記からダウンロード
http://cowscorpion.com/MultimediaTools/CDBurnerXP.html

これを使い.iso焼きを行ったところ見事に成功。
もう一つ苦労したのはDVDも各会社によって認識するものとしないものが
あることがわかった。maxellのrwを買ってきて成功したことも知らせたい
ことだ。(3社でテスト)なお消去はroxioで完全消去した。

3.インストール
inspiron1501のdvdrに入れ起動。(io_dataでは起動しない)
インストーラーの初期画面option設定で
linux pci=nomsiと入力。順調にイントール画面が表示され
無事終了。

4.webを見るためのadobe flashのインストール
 scim日本語環境やプリンターの設定はすぐに出来るが
adobe Flashplaerのインストールには苦労した。
adobeサイトのlinux版をダウンロードしてrpmで設定が
うまく行かない。

Fedora 8 x86_64bit版では32bit pluginを動作させる
nspluginwrapperをインストールする必要があるとの
下記webに巡り合う。

http://www.aubetec.com/hiruneko/blog2/2007/12/flashplayerfedora-8-x86-64.php

このrapperを入れてやっと解決。
”ひるねこ日記”のサイトに感謝します。
これでFedora8で快適な動画が閲覧可能になった。

OpenSuse-11.0-DVD-x86-64のインストール

 昨年インストールしたSUSE10.2は、現在は11.0に進化した。
 さっそくSuseのダウンロードサイトにアクセスする。
1.OpenSuse-11.0-DVD-x86-64.isoのダウンロード
 ダウンロードサイトは下記より
やはりブラウザーIEでは4GBを越える場合はダウンロードできないのでfirefoxを事前にダウンロード/インストールしておく。
2.ダウンロードされたisoイメージをDVDに焼く
 XP用のCDバーナーはSUSEのサイトでも紹介が
あるが、CdBurner xpが一番よいのでこれを使う。
このburnerを使うと確実にisoイメージが焼ける。
今回もこれを使い1回で成功。(DVDも焼ける)
3.インストール作業- しかし失敗の連続
 インストール作業を始める。linux pci=nomsiをオプション
設定で書き込みタイムゾーン設定まで行くとerror表示が出て
先に進めない。ファイルが壊れているのかと考え何回も
ダウンロードをやり直し、DVDを作り直したが全く同じ症状で
進めない。仕方がないのでいろいろ不具合についてgoogleで
検索していると同じ症状が出ていることがわかる。解決方法
が書かれている下記サイトを探す。
・ブート画面で[F2]キーを押し、プルダウンメニューの中から[日本語]を選択
・ここで[F6]キーを押し、[URL]を選択
・[Download Driver Update]ウィンドウが開く
   ここではデフォルトの URL として
が指定されるので、そのまま変更せずに[OK]を選択
これで解決。
4.SUSEはadobeのflashplayerとRealplayerは
特別にインストール必要ない。
初期インストールで入ってしまう。また日本語
環境もSCIMや言語ツールバーも自動で入る。プリンター
もcupsで直ぐ設定できる。
 これでSUSEの利用が可能になった。このインストール
作業で考えたことだが、SUSEのインストーラは途中で
パーティション分割やブートローダーをインストールした
先頭パーティションへの設定も簡単にできマルティ環境を
つくる上でたいへん優れている。linuxの初心者にはたいへん
すぐれたOSだと思っている。

Mandriva Linux-2008ーspringのインストール(2)


インストールは無事に済んだので日本語環境とweb環境、印刷環境を整える。
1.日本語環境
 デフォルトではフォントと漢字変換ツールバー(IMEにあたるバー)がないのでrpm管理ツールでSCIMをダウンロードしインストール。起動しSCIMツールバー表示設定を行う。
 次にIPAフォントを下記URLよりダウンロード。
インストール手順はターミナルを使い
Linuxに対するフォントインストール
(ユーザ設定の場合)
 例
フォントを置くディレクトリを作成し、ダウンロードした圧縮ファイルをコピー。 
$ mkdir ~/.fonts  
$ cp IPAfont00203.zip ~/.fonts
ディレクトリ変更後、圧縮ファイルを解凍し、解凍したファイルを確認する。
$ cd ~/.fonts  
$ unzip IPAfont00203.zip
$ ls IPAfont00203
フォントのキャッシュを更新する。 
$ fc-cache -fv
フォントを削除する場合フォントファイルを削除。
$ rm -r ~/.fonts/IPAfont00203
これで再度ログインしなおせばフォントが増えopenofficeなども
日本語設定でIPAフォント指定をすれば出力するようになる。
2.次はWEB環境で必須のadobe flashplayerのインストール
 youtubeなど動画が動く環境はAdobe flashplayerがないと
見られない。このソフトは
よりダウンロードして下記インストール手順に従う。

「.rpmファイルのダウンロード」のリンクをクリックします。ファイルの保存先を指定するためのダイアログボックスが表示されます。
.rpmファイルをデスクトップに保存するよう指定し、ファイルが完全にダウンロードされるのを待ちます。
ターミナルを立ち上げてデスクトップに移動し、
# rpm -Uvh と入力します。Enterキーを押します。
(メモ:この作業はルートユーザとして行う必要があります。)インストーラがすべてのブラウザを閉じるよう求めるので、この指示に従います。インストール作業が終了すると、Mozillaブラウザにプラグインがインストールされています。インストールが完了していることを確認するには、ブラウザを起動してメニューからヘルプ/プラグインについてを選択します」
debianではこれではうまくゆかないがMandrivaではこれでうまく行きます。
3.印刷環境
 これはシステムでrpm管理でまずCUPSをダウンロードしインストールする。
 システムからシステム管理ー>印刷管理を選択するとcupsのホーム
  http://www.cups.orgの631ポートに接続する。
  ここでprinterの追加ボタンを押し
  使うprinterを選択し最後に管理者とパスワード
  (インストール時のroot名とパスワード)
  を入力すると、ドライバーが追加される。testprint
  を打ち出し成功すれば次回からofficeで印刷できるように
  なる。 
これでMandrivaが使えるようになった。

2008年7月13日日曜日

Mandriva Linux-2008ーspringのインストール


昨年multi_boot環境をinspiron1501で構築してから約1年が経過した。この1年間で構築した各OSも進化が進み新しいバージョンへの更新作業が必要になってきた。

MSウインドウズもXPからVistaに進化したようにLINUXの各ディストリビューションも進化をつづけている。
 今回はヨーロッパで人気の高いMandriva Linux2008Springの新規インストール経験を紹介したい。
私のMandrivaとの付き合いはMandrake linux8.1
時代からでこの8.1に接して初めてlinuxの素晴らしさ
そのフランス的香り、秀逸さに驚嘆したものだ。
Manndrivaに変わってからはPOWERPACK版を購入
してdesktopで活用してきた。(MandrakeSoftがブラジルの
LinuxディストリビューターであるConectiva社を買収した為
2005年4月7日、Mandrivaに社名変更した)
 今回も新しいバージョンを購入するつもりで、まずFree
版で試すことにした。
1.まずMandrivaの下記ホームへアクセス
 Mandriva Linux One 2008 Spring - Free Download にチェックを入れ
 select a country でJapanを選択すると日本のミラーサイト
 が出てくるので好きなミラーを選択しダウンロード。
 ダウンロードはIEでは4GB以上はダウンロードできないので
 Firefoxを事前にダウンロードしておく。
2.デスクトップにダウンロードしたMandriva Linux -free-2008-spring-i586.iso
 イメージをいつものようにCDburnxpでCDまたはDVDに焼く。
 前回も紹介したようにisoイメージはいろいろありCDBurnXPがiso焼きに一番
 よい。(このソフトはfreeでgoogleで検索すれば出てくる)
 成功したかどうかはエクスプロラーして
        dosutils,i586,lang,autorun.infが見えれば成功
3.次は焼きあがったCDまたはDVDでインストール開始
 ・CDブートしてインストーラーで最初に出てきた開始画面で
  F3,F6で option入力   linux pci=nomsi  
  F6はkernel optionで選択入力できる。
4.これでイントール作業開始、逐次設定
 ・途中ブートローダーの設定は ルートの先頭を選択。(システムコマンダー
 が入っているため)MBRには入れない。
5.見事成功。次の作業は日本語環境の構築だがこれについては
 次回に。