C/C++言語をWINDOWS上で構築する方法にはいくつかの方法がある。
プログラミング初心者に適したツールとしてMinGWがあることを知り、最近この導入をINSPIRON1501の64ビット環境とDELL PRECISION32ビット環境で試した経験を述べてみたい。その際『これからはじめるC言語の本』というプログラミングの工程をたいへんわかりやすく解説した本の附録CD-ROMを使用したこと、その中で困ったこと、そしてその解決方法を紹介したい。(vista環境で)
- CDには、「MinGW」「MSYS」「gdb」が入っており
それぞれインストーラーがありこれを順にダブルクリックすればそれぞれインストールが完了する。
・MinGWはコンパイラーを実行するシェル環境。"Minimalist GNU for Windows "の略。
・MSYSはコンパイラーの環境。"Minimum System"の略。
・gdbはデバッガー。 "The GNU Project Debugger"の略。 - さっそく、MSYSからメモ帳を起動し、サンプルプログラムのソースコードをつくり(*.Cファイル)とし保存する。
- 次にMSYS上でコンパイル命令を実行する。しかし、結果はINSPIRON1501の64ビット環境とDELL PRECISION32ビット環境では、おおきく異なった。
- INSPIRON1501の64ビット環境では、MinGWの黄色の作業窓が、次々に重なってでき、120を超え、、プログラムを強制終了する。(Ctrl+Alt+Deleteキー)インストールが悪いのか考え、インターネット上から最新版(64ビット版)をダウンロード・インストールしても解決せず、inspiron1501をあきらめ、他のOSで試してみることにする。
- DELL PRECISION32ビット環境で、同じことを試してみる。32ビット環境では、黄色の作業窓が次々できるバグはなかった。
これでコンパイルがうまく行くと思って喜ぶのもつかの間、コンパイル命令を行うと「gccという命令はない」と表示される。 - googleでこの不具合の解決記事を探す。windowsでの環境設定がされてないことが分かる。
下記URLが参考になる。
http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/20100415/1271293216 - さっそくwindowsの環境設定を開き,、下記を付け加える。
(コントロールパネル=>システム=>システムの詳細設定=>環境変数=>Path)
;C:\MinGW\bin;C:\msys\1.0\bin - コンパイルを再度行い見事成功する。
INSPIRON1501の64ビット環境の不具合はまだ解決していないが、私は、これでWINDOWS上で、c/c++のプログラミング環境をつくることが出来た。