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2010年11月3日水曜日

Fedora13を、2台目Inspiron1501へインストール・Inspiron1501はVista仕様のXP

















先月末オークションで2台目のinspiron1501を販売時の1/5の価格で購入した。プロジェクターでのプレゼンテーションを行う際、一台はストーリーの展開用に、もう一台は作業用に使うため。

2台目のこの機種はHDが120ギガバイト、DVDがRWで1台目のものよりよい。無線ラン機能付きで1/5の価格とは驚きである。

早速120ギガバイトのハードディスクのパーテションをntfs60ギガバイトとし、残りをext4の論理パーテションにし、そのうち20ギガバイトをFedora13に割り当てることにする。

ここで問題が発生。XP対応の「システムコマンダー7+」で大丈夫だと考え、ウインドウズを立ち上げインストール。再起動するがプロンプトだけでシステムコマンダー7の最初の画面がいっこうに出ない。

困り果て以前記載したこのブログを見てみると、Inspiron1501はVista仕様のXPであり「システムコマンダー9」での作業が必要であることがわかる。(忘れていた)起動しなくなったPCを「システムコマンダー9」CDで再度立ち上げXPを起動し「システムコマンダー9」を再インストール。「システムコマンダー9」の初期画面が出るようになりパーテション操作で20ギガバイトをFedora13に割り当てる。

Fedora13のDVD作成は、新しいinspiron1501では簡単になった。XPのデスクトップにFedora13のisoファイルをダウンロードしCDburnerXPでDVDに焼く。

この後、このDVDを再度挿入してPCを再起動する。Fedora13最初の画面のオプション設定で。
pci=nomsiを挿入するとインストーラーは順調に進みインストール作業は進む。
その際1200近いアプリケーションのインストール画面に入る前にブートローダーの入れる場所を
MBRではなく、Fedora13の入っているドライブの先頭に入れること。これを間違えると、XPが立ち上がらなくなる。(MBRがFedora13になってしまうため。もしMBRがFedora13になってしまったら、Fedora13の初期画面でOtherを選びXPを立ち上げ、インストールずみのシステムコマンダー9を起動、「ユーティリティウイザード」で「システムコマンダーを有効にする」にチェックを入れると数秒かからずしMBRをXPに切り替えることができる)

Fedora13を無事インストールすることが出来た。

2010年3月11日木曜日

emacsの行ナンバー表示・・・.emacs.d/init.elのこと


 プログラミングで使う代表的エディターは、ウインドウズでは、「秀丸」「TeraPad」「Mule」または統合開発環境「ビジュアルスタディオ」だろう。

 リナックスでは「Emacs」「Xemacs」「Vi」「Vim」「Gedit」、統合開発環境としては「Eclipse」[Anjuta」だろう。

これらのエディターは用途によって使い分けると効率的なプログラミングが可能になる。
その際行ナンバー表示はプログラミング作業で必須である。


Emacsでのプログラミングを行う際、この行ナンバー表示がモードラインで表示されるが、エディター左側の表示はデフォルトでは表示されない。Viなどでは簡単に行ナンバー表示を設定できる。
 今回はEmacsでのこの行ナンバー表示設定作業について経験したことを紹介したい。

リナックスでは、プログラムの挙動を決める設定ファイルは、ホーム(自分)に置くことになっている。
その形式は dot+プログラム名で行う。
 たとえば .emacs である。ところが最近の各リナックス・ディストリビューションでのこの設定ファイルの表示が .emacs.d/ となってきている。これがよく分からず行ナンバー表示の設定ファイルを
旧来の形式で行ってみたが、どうしてもうまく表示が出きなかった。
 *.d のd がファイルでなくdirectoryを示すことが今回分かり(ウィンドウズではフォルダー)設定ファイルをそのdirectoryの中に置くことで解決が出来、行ナンバー表示が見事に成功した。
なお、設定ファイル名も init.el 名に変更するとうまく表示した。(.el はイーマクス・リスプ)

この問題の解決に役立った次のblogを紹介しておきたい。
http://k4zmblog.dtiblog.com/blog-date-200901.html
http://www-section.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/emacs-7aba.html

なお、この作業をもう少し詳しく書くと
  1.  http://homepage1.nifty.com/blankspace/emacs/wb-line-number.el
    を自分のホームにダウンロード
  2. 端末を開きホームにあることを確認 ls -a  のコマンド
  3. このファイルを
    mv wb-line-number.el /usr/share/emacs/site-lisp/   で移動
  4. ls -a で移動を確認
  5. もう一つの作業として設定ファイルinit.elをエディターで作成
    そのファイルに
    (require 'wb-line-number)
    (wb-line-number-toggle)       をコピー
  6. ファイル名をinit.el としてホームの.emacs.d/ の中に保存
    これでemacsを起動すると行番号は表示される。
    inspiron1501の私の4つのディストリビューションで表示が成功した。

2010年2月4日木曜日

64ビット『Google Chrome_Linux版』を使う


64ビット『Google Chrome_Linux用』が昨年の夏発表されていることを最近知り、早速ダウンロードしてみた。
windows版は発表された時すぐに使ってみて、その高速アクセスにたいへん驚いていた。

New! Linux 版(Debian/Ubuntu/Fedora/openSUSE) をgoogleサービス一覧からDebian ,Fedora ,Suse,Mndorivaにそれぞれダウンロード・インストール作業を行った。


Debian ,Fedoraではスムースにこの作業を行うことができたが Suseではlibnss3.O.soが必要とのメッセージが出てインストール作業が止まってしまった。またMndorivaではアーキテクチャーがちがっているとのメッセージが出て作業が中断した。これらについてはおいおい解決したい。

Linuxでのパッケージ以外の外部ソフトのインストール作業はwindowsに較べて初心者には難しいが
今回のlinux版はインストール時にrootパスワードを入力すれば簡単にインストールが出来るようになっている。

インストールしたchromeはfirefoxと一緒に立ち上がりタブ切り替えで使うことになっている。
新しい高速ブラウザの Linux 版の登場を心から喜びたい。

 

2009年9月10日木曜日

linuxとパッケージ管理

 ウインドウズユーザーにとっては、OSとアプリケーションは商用と決まって高価なものが多いが、LINUXはUNIXを基礎として生まれてきたため、学術研究分野で開発されたものはオープンソースで改変自由で無料のソフトが圧倒的に多い。また全世界のプログラマーが無償で作ったソフトも多くGNUに登録されたソフトはたいへん優れたものがたくさんある。
http://directory.fsf.org/GNU/

 LINUXを使い始めてはじめに驚いたことは OSとアプリケーションがパッケージとしてフリーで公開され、リポジトリー(ソフトの貯蔵庫_DB)は各ディストリビューションがそれぞれ 管理している。そこに接続すれば自分の使いたい OSとアプリケーションが簡単に手に入り更新作業も行えることであった。


 パッケージのダウンロードはもちろん、ウィンドウズアップデートに該当する作業が、フリーで行えるのだ。まったくの驚きであった。このパッケージ管理はLINUXではCUI(コマンドライン)とGUI(グラフィカル) の両方が用意され進化してきた。これを紹介するために一覧をつくってみた。

  1. Mandoriva 2009 CUIは、RPM
            GUIは、Rpmdrake
  2. Suse 11.1 CUIは、RPM
            GUIは、YAST2
  3. Fedora 11 CUIは、RPMとYUM
            GUIは、Gpk−application
  4. Debian lenny CUIは、APTとDpkg
            GUIは、Synaptic
    CUIでのダウンロードとインストール作業もたいへんすぐれているが、最近はGUIでこの作業がたいへん簡単にできるようになっている。ウインドウズユーザーがこの世界に入れる条件がしだいに整っていることを知っていただければと思っている。


2009年9月3日木曜日

エディターと閉じかっこ入力

   私がmulti_boot環境を構築している理由はlinuxの世界ではOSとアプリケーションがオープンソースで無料で提供されているからである。

 今回の内容はプログラミングを行う際必須のテキストエディターと”閉じかっこ”について各OSがどのような状態にあるかという紹介である。

 先にインストールした最新の代表的OSでテキストエディターがどのような状態か調べてみた。テキストエディターはvim,emacs,xemacsの3つである。

また日本語入力SCIM+anthyで、閉じかっこ、),},」,] が入力できるかという点を調べてみた。


  1. Mandoriva2009spring
    SCIMでの入力->  vimとemacsはきちんと出力  xemacsは日本語入力出来ず
    閉じかっこ   -> vim,emacs,xemacsは、}が|、]が¥に変換される
  2. SUSE11.1
    SCIMでの日本語入力と閉じかっこ出力がvim,emacs,xemacsで完璧だった。
  3. Fedora11
    SCIMでの入力-> vimとemacsはきちんと出力 xemacsは日本語入力出来ず
    閉じかっこ   -> vim,emacs,xemacsとも完璧に出力
  4. DebianLenny
    SCIMでの入力-> vim.emacs_ver22はきちんと出力  xemacsは日本語出力出来ず
    閉じかっこ   -> {が}、]が¥、^が=、shift9が(,shift0が)として出力

以上の結果、日本語環境がデフォルトで完璧なディストリビューションはSUSE11.1であった。次がFedora11である。初心者にはこの2つがお勧めだと分かる。

また、この状態からの簡単な脱出方法は、 かっこ とタイプして変換すれば ”」 ”が候補に出るので、かっこ とタイプして変換したら「」や『』が候補にでるように 単語登録を行う。(この方法は一時的解決でコンパイルではエラーになる)

更に根本的な解決は、debianの場合は次の手順でキーボードアサイン(レイアウト設定)を行う。(GUI)

  1. デスクトップ(gnome)の上の システムから
  2. キーボードの設定
  3. レイアウト
  4. キーボードの形式 ベンダーでgenericを選択
  5. japanese 106-keyを選択
  6. OK

で完全にとじ括弧出力が出来るようになります。またSCIM+anthyでの日本語入力も完全に出来ます。はじめの一歩が大切といわれますがキーボードアサインはこの一歩に該当する大変重要な設定だと痛感します。

Mandrivaはこの方法ではキーアサインは変更できないため、コマンドラインの作業が必要になります。この作業はホームに2つの設定ファイルを作ります。(.Xmodmapファイルと.xinitrcファイル)この詳細は次のサイトを参照してください。

http://nekolinux.blogspot.com/2009/04/blog-post_07.html

なおコマンドラインで環境変数の設定が効かないバグが報告されているので次のような設定をGUIで行う方がよいことが分かりました。

  1. システム
  2. 設定
  3. 自動起動するアプリ
  4. 設定
  5. 追加       名前   xmodmap
              コマンド xmodmap /home/自分の名前/.Xmodmap 
              説明 キーアサインの変更(とじ括弧)

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