プログラミングで使う代表的エディターは、ウインドウズでは、「秀丸」「TeraPad」「Mule」または統合開発環境「ビジュアルスタディオ」だろう。
リナックスでは「Emacs」「Xemacs」「Vi」「Vim」「Gedit」、統合開発環境としては「Eclipse」[Anjuta」だろう。
これらのエディターは用途によって使い分けると効率的なプログラミングが可能になる。
その際行ナンバー表示はプログラミング作業で必須である。
Emacsでのプログラミングを行う際、この行ナンバー表示がモードラインで表示されるが、エディター左側の表示はデフォルトでは表示されない。Viなどでは簡単に行ナンバー表示を設定できる。
今回はEmacsでのこの行ナンバー表示設定作業について経験したことを紹介したい。
リナックスでは、プログラムの挙動を決める設定ファイルは、ホーム(自分)に置くことになっている。
その形式は dot+プログラム名で行う。
たとえば .emacs である。ところが最近の各リナックス・ディストリビューションでのこの設定ファイルの表示が .emacs.d/ となってきている。これがよく分からず行ナンバー表示の設定ファイルを
旧来の形式で行ってみたが、どうしてもうまく表示が出きなかった。
*.d のd がファイルでなくdirectoryを示すことが今回分かり(ウィンドウズではフォルダー)設定ファイルをそのdirectoryの中に置くことで解決が出来、行ナンバー表示が見事に成功した。
なお、設定ファイル名も init.el 名に変更するとうまく表示した。(.el はイーマクス・リスプ)
この問題の解決に役立った次のblogを紹介しておきたい。
http://k4zmblog.dtiblog.com/blog-date-200901.html
http://www-section.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/emacs-7aba.html
なお、この作業をもう少し詳しく書くと
- http://homepage1.nifty.com/blankspace/emacs/wb-line-number.el
を自分のホームにダウンロード - 端末を開きホームにあることを確認 ls -a のコマンド
- このファイルを
mv wb-line-number.el /usr/share/emacs/site-lisp/ で移動 - ls -a で移動を確認
- もう一つの作業として設定ファイルinit.elをエディターで作成
そのファイルに
(require 'wb-line-number)
(wb-line-number-toggle) をコピー - ファイル名をinit.el としてホームの.emacs.d/ の中に保存
これでemacsを起動すると行番号は表示される。
inspiron1501の私の4つのディストリビューションで表示が成功した。