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2011年10月12日水曜日

3Dグラフィックス環境をDebian_lennyに構築

linuxで2D・3Dグラフィックス環境を構築したいと思い、いろいろ調べた結果、「OpenGL」と「GLUT」というグラッフィクスライブラリーを導入することになった。

プログラミング言語はC/C++で進める。

私のMultiboot環境のINSPIRON1501でこれらのソフトを簡単にインストールできたデストリビューションはDebian_lennyだった。

DebianのsynapticはGUIツールで簡単にdebianリポシトリーと通信し各種のソフトの無料ダウンロードが可能だ。さっそく「OpenGL」と「GLUT」を一つ一つ検索する。


OpenGLはSGI社が開発したグラフィックライブラリーで、マイクロソフトもライセンスを得て自社のOSに搭載したため、OSに依存しないソフトとして”業界標準”に登り詰めた。GLUTはこの「OpenGL」のtoolkitにあたるもので「OpenGL」を使いやすくするために開発された。

Debianのsynapticで「OpenGL」と「GLUT」での検索をかけると、「OpenGL」は[freeglut3」に、「GLUT」は「libglui-mesa」という名前でダウンロード、インストールを行うことが出来た。(どのデストリビューションでもこれに近いソフトがありインストール可能だった)

早速、サンプルプログラムでdemoを行う。この中で次の2つの点で困った経験を紹介する。
①デストリビューションでの導入は、C言語ソースプログラムの冒頭に次のインクルード文を挿入すれば普通にコンパイル(ビルド)ができ実行ファイルが出来る。

    #include <GL/glut.h>
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

検索で「OpenGL」と「GLUT」という名称のソフトがないので単独で「OpenGL」と「GLUT」のWebページからソースをダウンロードしコンパイルしなければならないのかと困っていた。(aliasやシェルスクリプトを書くことになることが分かり、これを避けたかった)偶然下記のサイトで①でやれば
出来ることにがわかり、さっそくやってみてコンパイルは成功した。

     http://www.wakayama-u.ac.jp/~tokoi/opengl/libglut.html

②freeglutでのコンパイルは、シェルモードで
% gcc -o filename.c -lglut
  でコンパイル出来、emacsでのコンパイルでは make を使う場合
Makefile で
filename : filename.c
      ・・tab・・gcc -o filename.c -lglut filename  
               (filenameは該当のファイル名)

  とつくれば、コンパイルは出来る。
通常のgccコンパイルに、オプションの-glutをつける。 このオプションをつけることが最初は分からず困っていたがこれも上記のサイトが解決してくれ た。大変感謝したい。